薬に頼る前に知ってほしい「未病」とは?|心と体を整える第一歩 | 心の処方箋

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薬に頼る前に知ってほしい「未病」とは?|心と体を整える第一歩

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はじめに

最近よく耳にする「未病(みびょう)」という言葉。
なんとなく「病気になる前の状態」というイメージはあるけれど、実際にはどういうことなのか分かりにくい、という声をよくいただきます。

私は薬剤師として40年、延べ38万人以上の方の健康に寄り添ってきました。その中で、「病気」と診断される前にすでに体や心はたくさんのサインを出していることに気づいてきました。
そのサインを見逃さずにケアすること――それこそが未病の考え方なのです。


未病とはなにか?

「未病」という言葉は、中国の伝統医学「黄帝内経」にも登場します。そこには「未だ病まざるを治す(病気になる前に整える)」という記述があります。つまり未病とは、病気ではないけれど健康でもない中間の状態のことを指します。

現代医学では、血液検査や画像診断で「異常なし」と言われても、本人は「疲れやすい」「眠れない」「イライラが続く」「気力が出ない」と感じることがありますよね。
これこそ未病のサインです。


未病のサインにはどんなものがある?

  • 朝起きても疲れが取れない
  • 眠りが浅く、夢ばかり見る
  • 気分が落ち込みやすい、やる気が出ない
  • 肩こりや頭痛が慢性的にある
  • ちょっとしたことでイライラする
  • 食欲が不安定(食べすぎ、食欲不振を繰り返す)

こうした状態は、病院に行っても「異常なし」で片づけられてしまうことが多いです。けれど放っておくと、高血圧や糖尿病、心の病気へと進んでしまうこともあります。


なぜ未病になるのか?

未病の原因は一つではありません。

  • 生活習慣の乱れ(睡眠不足、食生活の偏り)
  • 慢性的なストレス(仕事、人間関係)
  • 思考のクセ(不安を抱え込みやすい、完璧主義)

私は薬剤師として多くの方と接してきましたが、特に「思考のクセ」と体調不良の関係は深いと感じています。たとえば、数秘1の方は「自分で頑張らなければ」と無理をしやすく、ストレスを抱え込みやすい。数秘9の方は「人のために」と我慢して、自分を後回しにしてしまう。
こうした思考のクセが脳にストレス信号を送り続け、体に不調が現れるのです。


未病ケアの第一歩

未病は、薬では治せません。だからこそ「日常のセルフケア」が大切です。

  1. 自分の状態を知ること
     数秘や脳科学の視点から「どんなストレスに弱いのか」を理解しましょう。
  2. 呼吸と香りで整える
     アロマを使って深い呼吸を意識すると、副交感神経が働き、体が緩みます。
  3. 思考のクセを書き換える
     「できない私」ではなく「ここまでできた私」に目を向ける。小さな成功体験を積むことで、自己効力感(やればできる感覚)が育ちます。

未病と予防医学

予防医学とは、「病気を防ぐ」だけでなく「健康な時間を伸ばす」ことを目的としています。
未病を整えることは、まさに予防医学の実践そのものです。

  • 病気になってから薬で抑える
  • 不調が軽いうちにセルフケアで整える

この2つは似ているようで、結果は大きく違います。後者を選ぶことで、未来の自分の健康資産が増えていくのです。


まとめ

未病とは、「病気ではないけれど健康でもない状態」。
疲れやすさ、不眠、気分の落ち込み、慢性的な肩こりやイライラ…。それらは病気の前触れであり、あなたの心と体が出しているSOSです。

未病に早く気づき、数秘や脳科学、アロマなどを活かしたセルフケアを取り入れることで、薬に頼る前に整えることができます。

これからこのブログでは、数秘ナンバーごとの未病の傾向や、それに合った整え方もご紹介していきます。あなたの「心の処方箋」として、ぜひ参考にしてください。

この記事の著者

kansha5080@gmail.com

薬剤師歴40年の実績をもとに、陰陽五行・チャクラ・数秘の力を活かした「心の処方箋」をお届け。未病ケアと予防医学の視点で、心と体のバランスを整え、自分らしく健やかに生きる未来を応援します。

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